ふじけん目次

2020年3月31日 曇り
昨日・一昨日の寒さを脱して肌寒い花冷えの弥生の末日だ。昨日白楽会の総会中止の連絡を貰ったとき年会費を払った領収書がポストに入っていた。自治会も総会中止で役員会のみになった。町に人が歩いていない。子供の声が聞こえない。バスは定刻通りに来る。
 
町の灯は 隣組から 聞こえ来る 主婦の力 母の願いや
『図書』4月号に『風の谷のナウシカ』に響く声として、赤坂憲雄x三浦しをんの対談が掲載されていた。宮崎アニメはほとんど観ている。面白いと評判で観たが暇潰しのつもりが病み付きになり『崖の上のポニョ』まで観た。その理由を考えなかったが、今回の対談をよんで納得がいった。
 アニメとは 心に刺さる 響きかな 日々積上げし 刻に染みこむ
 行間に 込められし言 気にせずも 擦り込まれし考 解きほぐし脳

2020年3月30日 晴
“トナラー”とは、駐車場やトイレ、電車で、多くの空きがあるにも拘わらず隣に来る人のことだ。私はバスを毎日利用する。この横須賀は隅々までバス路線がある。時間は不規則・本数が物足りない面はある。だから混雑する。立っている人がいる場合は仕方ないが、がら空きなのに、いつまでも隣から動かない人には腹が立つ。最近コロナ騒ぎで少なくなっているが、人も動物だから縄張り意識は持っていると思う。私もある。だから、親しさに応じて距離感を持つ。具体的な距離感は何cmとは判然としないし自分で測れない。TPOと相手に合わせて変化している。居酒屋で隣の客との間・電車での間・トイレでの間・男女でも違うし季節でも違う。その間は文化や民族でも異なると思っている。一説には自身の45cm以内に近づいて不快ではないのは家族や親しい人のみだという。一般的には120~350cm程度が目安だ。この欧米に比べると日本人は狭いという話だ。「袖振り合うも多生の縁」という諺もあるくらいの国民性だからかもしれない。このコロナ騒ぎで日本人も欧米並みな距離感を保った方が良いかもしれない。
 
お近づき 盃片手の 挨拶は 苦手というか 嫌悪するなり
先日、共通の同級生がいるというだけで酒を奢られそうに気分を害したことがある。NOというのにお銚子の頼み合戦をしてしまった。
 
適当に 間合いをとるが 礼儀かな 詰め込みすぎる 飲み屋は昔
 若い娘に 近づきたいと 座りしは 若いころには 当たり前だが
 今どきは 離れて座り 一人酒 手酌でのんびり ほろ酔いまでよ
 丸二日 自宅謹慎 続けるも 慣れるよりは 楽しむ也

2020年3月29日 雨一瞬雪のち曇
東京は積雪8㎝の所もあり、中山競馬場は3Rから開催中止になった。元々無観客開催で、場外馬券売場も閉鎖状態なのだが、4月を目前の降雪による中止は過去にあったのだろうか。いずれにしても、全く外出しないつもりの週末を過ごしている。来客もない。電話もない。寒さで暖房を入れた。畑も無理である。こんな状態は阪神淡路大震災以来ない。音楽を聴きながら静かな空間にいる。
ベースも3人の感染者を出し閉鎖状態。横須賀市の行政管轄の施設は4月27日(月)まで閉鎖が延長になった。2か月の休みなんて主体的な休みでも中々取れない。外国にも出かけられない。自宅で求めがあるときに備えるしかない。積んどくだけだった本に手を伸ばして自己研鑽する。年齢には関係なく自分を磨く機会が与えられたのだ。万人がチャンスを活かせるか自己との戦いになる。若い人には伝えたい。出歩かないで勉強しろ。本・音楽・映像あるいは絵画・工作、はたまた整理整頓など、この時一人で自宅でできることに専念してほしい。
 
平等に 機会はあるが 活かせるか 無目的でも 強い意志か
 一月も 自粛が延びる 横須賀市 動かぬ体 折れそな気持ち

2020年3月28日 曇りのち夕方より雨
週末外出自粛と首都圏は足並み揃えている。そんな時に石鹸買いに中央まで出た。感染したら行動が甘いという誹りは免れない。ついに米海軍基地にも感染者が出たという。週末の中央は閑散としている。米軍まで自粛しているのだろう。いつもの土曜日ではない。カフェも臨時休業。居酒屋までもが休んでいる。
 
白線に 踏みとどまりて シャッターを 車も人も どこか寂しげ
 手を洗い 振って乾かす 女の子 注意できぬ 闘えぬ俺
 どこまでも 続く道など なかりせば いつか終わると 週末に祈る
 週末の 賑わいどこに 繁華街 巣籠もりしてる 一人暮らしや
 シャンプーも なければ困る 水洗い サラサラヘアー 無ければ強し
 ビールスは 私のことか ジェニファーが ウイルスを呼ぶ 昔懐かし
 バンクシー 体制批判の 個展やる 訪ね歩かず 一覧驚喜
 バンクシー 絵は口ほどに モノを言い その場そのとき 肌差す風か

あのバンクシー展を横浜で半年も開催してる。今は休止だが、4月から再開する。彼の個展をやるなんて本人は望んでもいないだろう。気持ちを聞いてみたい。昔はウイルスをビールス(Virus)といっていた。調べるとドイツ語の影響が強かったようだ。カルテがドイツ語だった。「フラッシュダンス」はビールス(Beals)で発音は正しい。

2020年3月27日 曇り
SYさんから2年ぶりの手紙。趣味の会の長老で足の病で在宅生活のようだ。文通は1・2の多さであった。自宅待機の身には待ってましたの朗報だ。YMさんから引っ越し先が決まったとの連絡。昨日の今日であっさりと見つかったようだ。駐車場も今のままでOKで言うことなしだ。雨降って地固まるってヤツかな。例えがが違うか?最初から其所にしなかったのは何故か?俺のとこより安いし近いし言うこと無い。NKさんと出掛けに遇い立ち話。境界線の話とか諸々。昨日見つけたスズメバチの空の巣を写真に収める。また境界の道標を撮る。弟に近況を伝えておく。
 
歪む道 標識直ぐで 味気なし 丸くまるくの 近所付き合い
 まず登記 法に基づく 区割りあり 直線ならば 分割易し
 家探し 一周回って 元の場所 大団円の 一件落着
 開発は 泰平乱す 迷惑で 地価も上がり 税金増える
 桜咲く 戒厳令の 川並木 行き交う人も 華やかさ無し

旧宅周辺が開発されるのは困るという主婦がいる。昔から閉鎖的な土地柄であり、私より若い世代でも染まってしまう居心地の良さが谷戸のよさである。

2020年3月26日 快晴
今朝、自宅周辺の境界線の確認をした。隣家との境界、そして西北の地主のSさんとの境界。その場所に標識の杭を打込むことの了解をした。後日書面にサインする。元々は地主は一人だったが10数年まえに亡くなり遺族全員の共同名義になりその分割をするのだという。死後のトラブルを防止したいのだろう。遺産で兄弟が仲違いしないように生前に始末を付けるのだ。そのことも含め旧宅をどうするか。自分で決められないが、貸すのは取止めた。丁度昼にYMさんから電話あったので、その旨を伝えた。これから家探しで彼も大変だろうが、今は家の片付けをしている最中だ。

 境界線 無いようで在る 共同体 次の世代へ 禍根残さず
 棚ぼたの 遺産とはいえ 権利ある 兄弟同士の 争いの種
 測量士 醜い争い 境目は 誤差の範囲が 他人の始まり
 いつまでも 変わらぬ土地は 無けれども 一代限りの エゴが吹き出す
 1000坪の 土地はあれども 役立たず 若い世代は 銭湯好みも
都心では、若い世代が安さもあり、トイレ付きバス無しで人気もあるという。我が家も昔は目の前が銭湯で重宝していた。終電で帰宅しても間に合った時代もあったのだ。

2020年3月25日 快晴
畑にスケッチしにいった。隣に親子が来ていた。母親が畑作業で娘はヨモギ採り、幼い兄弟が遊んだり喧嘩したりママがその両方の話を聞きながら諭すように教育していた。互いに話の途中で泣いていたが、それにも兄と弟では異なる教育的指導をしていて感心した。そんなことでスケッチしながら側耳を立てていたので筆は進まず。帰りは新逗子改め逗子葉山駅経由にした。
 
泣きたくて 泣いてないけど 涙出る 母の教えは 効果てきめん
 ママ畑 姉は野原で 蓬採り 男はお決まり 兄弟げんか
 春風を 肌に受けつつ 筆はこぶ 目に焼き付けし 空の青さよ
 駅名が 逗子葉山に 衣替え 通勤客は 目にもとまらず
 すみやかに どこまでも青 つきぬける 明日に願いを ささやかな幸

五輪延期の発表から半日。新聞・ネット友に一面で今後の課題を挙げている。暫くはアスリートファーストとはいっても経済復興に軸足を置いて欲しい。景気を支える庶民の暮らしを最優先に、その基盤の企業活動への支援を考えたい。横須賀はコロナ感染者が3名だが、ほとんど外出禁止などの措置も採られず普通に生活はしている。平穏に思える生活の中にも人々が自主的に自粛して外出や飲食店におもむかない。夜の中央は閑散としている。満席で入れないなんてない。いつでもどこでも入店OKなんて繁華街が頒暇街になっている。ここを改善しないと景気は良くならない。来月24日にリニューアルオープンする巨艦コースカベイサイド(旧ショッパーズプラザ)が試金石になる。H&Mが入店し映画館も増え、イオンも元通りテナントになる。本屋と喫茶店のコラボ店もあるという。久々の大型投資で市民の関心も高い。行政の後押しを受けて活性化の先頭に立ってと願う。

2020年3月24日 快晴
日記を書いて思うこと。時間の経つのが早い。特に一ヶ月が瞬く間に過ぎる。月初めを読み返すから感じるのかも知れない。先生の死・腰の痛み・畑のこと・ウイルスのこと。ウイルスのパンデミックが現実になる確率は低いと考えていた。EUの拡がりは予想外で五輪延期が実質決まり、延期か中止の選択と延期の時期の選択に入っているという。抽選が当たった入場券と申込金は無効を覚悟している。今年に入り他のルートで観戦を考えていたが、ウソみたいに観戦の話がでない。昔の事になっている。と書いてたら五輪1年延期のニュースが入ってきた。チケット購入者には配慮するという。あと1年後には何があるか判らない。生きてると思うが・・・

2020年3月23日 曇り後
画家のKさんに久しぶりに返信した。毎月メールくれるが読むだけであった。ウイルスの事があったので状況を短く話した。軽井沢は問題なさそうだが、自宅に籠もって描くことに集中しているようだ。
旧宅を貸しても良いといった相手にとにかく見て私の荷物を動かさないしそのままホテルや旅館の備品として扱って欲しい旨を伝えた。それでも良ければと言う条件にした。人物はよく知っているので問題ないが、地主のMさんに許可は必要だ。
昨日書いた居酒屋Oが気になり行ってみた。4時でカウンターが一杯のはずが今日も空いている。4ヶ月前に入ったという女性が40人程度座れるカウンターを一人で切り盛りできるくらいで、「他の店も人はいないで閑散としています。」という。4月からどうなるのだろう。今週中に情報が無いと・・・

2020年3月22日 曇りと強風
同定中の名前が判った。図鑑でホトケノザに似ているのでネットで確認したら出てきた。間違える植物に入っていた。
 
妖しげな 誘う花弁に 紅引いて 緑陰従え 紫華鬘(むらさきけまん)
 踊り子か 華鬘・仏の 花妖し 男心を 引き寄せる色
 強風に 盆栽倒れ 枯れ葉舞う 春二・三番 吹き荒れる街
 減量を 肌で感じる 強い風 バイク倒れ 体舞い飛ぶ
 揺れる木々 飛び交うカラス 塒へと 早めに引き上げ 家庭サービス

カフェの帰りにOで一杯。隣の客が「アビバが明日も俺を待っている。」なる名言を話すのを聞いて引き上げた。

2020年3月21日 快晴
カフェで歌を詠む。久しぶりに春の日差しを浴びて寛ぎながら過ごす。
 
アバターに 生りたい時期は 過ぎにけり せめて成りたや 杖ない暮らし
 片隅で 生きてる身には コロナなど 言葉の端の 話のツマか
 長雨も 過ぎれば卯月 山桜 水の心配 畑を憂う
 サクラ咲き 酒盛りせぬも 花愛でる 霞たなびく 谷戸の木漏れ日
 揺れるバス 待ちきれぬ人 ここかしこ たまの人混み 新鮮な午後
 三連休 賑わう街も マスク越し 花粉症には やせ我慢かな
 お彼岸に ウグイス鳴いて 梅散りて 桜まだかと 蕗青々や
 山桜 陽気に誘われ 芽吹くかな 待ち人来たらず 日暮れにけり

一ヶ月振りの散髪。もう一月経つ。耳が煩くなるとシグナルだ。混んでいると延ばしてしまう。自分で風呂の使い古しのT字カミソリで梳く。新品だと切れすぎてミットモナイ髪になり恥ずかしい経験がある。以来切れないカミソリを使う。切った気分になるのだ。
 
深々と 腰を下ろして 背を伸ばし 目閉じハサミの 心地よきかな
 ジィジィと ジョリジョリ耳に カサカサと チョキチョキ首に ゾクゾク襟足
 マスク無い 顔を合わせて 見つめ合う 笑い声する 理容椅子かな 
 目に若芽 気分は春に なりたれど 青葉は未だ 眠り足りない

2020年3月20日 快晴
昨夜の雨もあがり、快晴・温暖。布団&ベッドカバーの洗濯。世の中が何事もなく動いているという錯覚を感じるほど長閑な春の日差しを浴び机でPCに向かって物書きをしている。洗濯していてカバーが擦切れているのでホームズまで、ついでにLANケーブルを買う。帰りに久しぶりにOにいく。ようやく喫煙室をつくった。時流もあるし、高校生と大学生のバイトがいる。そのことがお上に指摘されたのではないかな。英断というしかない。「もう来ない。」という客も多いという。女性専用トイレもあるし、経営者としては見倣うべきことは多々ある。中央でこれからもリーディングエッジの居酒屋として継続して応援したい。つまり時々はカウンターに止まるということだ。

2020年3月19日 晴れ後曇り後雨
今までは夜の雨を気にしなかった。が、畑を持つと違う。明日は畑に入れないので予定の変更を余儀なくされる。コロナは案の定二次感染があった。看護師から入所者という流れだ。幸い80代の男性は症状がないらしい。これ以上の拡大がないことを祈る。中央のCで「ハツネに行きますか。?」と尋ねられた。隣の男性だ。顔に覚えはないが、感じ悪くないので答えてから話し込んだ。同級生なのだ。近所のY・K・Oの同級生と聞いて、合点がいった。彼らは皆中学が同じで私学に行き多少は行き来があった。私のことを知らないが駅が田浦なので尋ねてみたらしい。これから話をする気がする。
ネットでは不謹慎厨な連中が横行するが、横須賀も二人目の感染者が出て拡がらないことを祈るのみだ。明日は畑がないので自宅の片付けをする。
もう6日も歌を詠んでいない。3連休にまとめて詠む。

2020年3月18日 快晴
畑にいく。2日晴れると粘土質の畑も乾くが、深さ20cmでは相当に湿っぽくて耕す状態ではない。近所の同好の士が様子見に来て、暫し立ち話。この状況でレンタルは無責任といっていた。土が粘土質で良くない。時間があれば、いつでも、これからでも案内しますと言われたが遠慮した。何か参考になるかも知れませんよということで、後日様子見に行くことにした。その後6番の人が植えた苗にビニールを掛けにきた。

2020年3月17日 晴れ
旧宅を本格的に住めるようにする。洗濯機を設置。以前の二層式から全自動にした。注文を忘れるくらい日数が経った。中国製の部品がないからということだったが、中国が本格的に動き出したのかもしれない。あと、冷蔵庫・エアコン2台とウォシュレットは修理可能か確認。2階の水回りの検討。ガスコンロは買いにいかないといけない。そして20年間の掃除だ。午後は、そんな事を考えながら中央でのんびりした。

2020年3月16日 晴れ、強風
ついに横須賀にも感染者が出た。エジプト・ナイル川観光にいって、3月1日に帰国した「ハートケア湘南・芦名」の看護師で、70代の女性と発表があった。この2週間断続的に勤務していたという。症状は軽いそうだ。今後接触者の徹底的な調査を進めるとしている。今までは騒がれていても無関係に思われていたが、にわかに身近になった。近所にもデイサービスや介護に従事する方がいる。とりあえず今後の情報を気にしながら過ごさないといけない。

2020年3月15日 晴れ後曇り
ようやく春の前座の陽気になってきた。明日から水歩と思っていたが、今月一杯継続で閉鎖である。どこもかしこも閉鎖で経済活動はどうなるのだろう。その前に体が鈍り悲鳴を上げるかも知れない。その為には、来週雨マークがないので畑に入れそうだ。こちらは天の恵みになる。ジャガイモの芽を出ているかも知れない。ホームズにいき次の種付けの下見。下仁田ネギが目の止まった。これとYMさん推薦のキュウリにする

2020年3月14日 終日雨
ホワイトデーといってもバレンタインに貰ってないので関係ない。チョコの代わりに花を贈る人はいるのだろうか。今は卒業シーズンである。近所の中学の卒業文集を毎年楽しみにしている。 時々の世相を反映している。中学3年間を漢字で表現するという。以前は「怒」、「暴」などネガティブな漢字も散見されたが、今年はほとんどない。166人の卒業生のベスト10を書き出すと、 10人から支持の「笑」、「楽」が同数で1位、5人の「学・進・成」が3位同数の一文字だ。「暴」が一人いる。本人に聞いてみないと根っこの所は判らないが、変化していると実感する。 今年は明るい言葉が多いので晴れやかで安心もした。心がすさんだような言葉もあると気が滅入るし悲しくなる。卒業生全員の漢字は本人の手書きで掲載されているので、 そこには先生への忖度は感じられないし、気兼ねしている風も読み取れない。毎年先輩のをみているので知っていると思うし、 自分も同感するか違うと思うか毎年の積み重ねで選択の範囲は広がっていると思う。そして素直な気持ちを表現していると解釈している。 一方、クラス別に特徴が感じられる。穿った見方をすると、友達に引っ張られているのではないかということ。思いつかず友達が書いたのを自分もそうだと同化してしまう。 4クラスあるが、あるクラスが特徴的である。10人いた「楽」の6人がこのクラスである。「喜怒哀楽」が2人、「青・馬・化・残・瞬・試・轟・富・無・暴」 など他クラスに無い気持ちを聞いてみたい漢字一文字がある。「秀才・大胆不敵・切磋琢磨・一労永逸・喜怒哀楽2名」など漢字一文字でない9人中6人がこのクラスだ。 「暴」もこのクラスだ。玉石混交というか自由奔放を感じさせるクラスは健全に感じられる。このクラスには「健」が2名いる。更に並びで「青・春」と掲載されるのを狙ったようにならんでもいる。 更に熟語になっている2文字以上の書き方が、国語の右から左に書かれているのが4人で、残る5人は上下読みになっている。これが全員このクラスなのである。 ちなみに、他には、4人「愛・友・濃」、3人「喜・潤・積・努・実・変」、2人「色・絆・喜怒哀楽・恵・健・思・新・生・深・華・波」、で79人が単独の文字であった。 単独は4クラスの分布が、1組19人/42人中、2組19人/41人中、3組20人/41人中、4組21人/42人中と優位性の違いを感じなかった。 なお2クラス83人は全て漢字一文字である。先生の指導はあったかもしれない。今日も終日雨で家で日記をたっぷり書いた。

2020年3月13日 晴れ
円高・株安で資産が目減りしている人は多いだろう。先を読み信用売りをした人はかなり儲けている。私は買う一方で売ることはほとんどない。だから一喜一憂しないことにしているが、 今回は気になっている。しかし資産状況を見ない。かなり目減りしている。売らない限り損はないを哲学にしているが、生きてるうちに取り戻せるだろうか。 何より資産に手を付ける事態にならないことを願っている。肝心の年金が減額され生活のレベルが落ちていく事態になるとは思っていないので結構リスクのある投資もしている。 5年ほど前に精算して儲けたとき、分離課税にしていないで税務調査を受け痛い目に合っている。幸い悪質ではないということでそれほどにはダメージを受けなかったが信用は落ちた。 税務署のリストに掲載されたはずだ。あと数年したらまた調査の対象にされてしまうだろう。
 
コロナ禍の 太陽隠す 月なれど 夜半に反転 灯り照らすや
 損失は 百兆円と 試算さる 世界規模の ダブルバンデミック
 いつまでも 続くことなど なき世なら 次世代にこそ 新しき律
 街中の カフェ賑わいし 雑踏の ざわめき聴くも 眠りに至らず
 こい願う 平穏な日々 今という 波風あるが 人の世の常

若いころは規制も甘く環境も緩く周囲の見る目も異常とは思われなかった本・雑誌・映像の類がかなり残る。Sさんに提供していたネットから拾い集めた写真集は処分した。PC上のファイルを削除した。絵画用の写真集・PCファイルの処分と昔エロ雑誌と云っていた類の発禁本含め処分しないと。海外に行ったときに持ち込んだもので、税関で見つかったら没収覚悟で堂々と持ち込んだ。一度も別室は無論、念入りな手荷物検査の経験がない。常にフリーパス状態だ。21世紀になってからはない。9.11以降厳しくなりテロなどの影響で厳しいと聞いている。更にコロナショックでアジア人への偏見も散見される。
 
人格は 終生変わらぬ ものなれど 世の変化ゆえ 努力不可欠
 ゲイ・幼児 モデル代わりの 写真集 処分ためらう 絵画への想い
 風景画 好きになる為 描き始め 畑の傍ら 画帳筆とる
 かたまりし 絵具手に取り 年月の 過ぎ行く速さ 川の流れに

よく見かける老婦人。通り過ぎると饐えた香りがする。近所の老爺がそうだ。共通するのは同じ服を着ている。歩みが遅い。杖を突いている。話が聞き取りにくい。毎日外出する。など住む場所が違う。男と女。という違いにも関わらず同じ饐えた匂いがする。私もそうならないとは云い難い。口臭を気を付けているが、服装も同じ服を着ることが多い。特にコート類など上着は危険な香りの予備軍になるので気を付けたい。
 
体臭は 好き好きあれど 気にならぬ 生活臭は 我慢せざりし
 映画館 無味無臭なり 快適に 動画を伝う いかなる場面も
 風に乗り 息止まるほど 香る春 都会暮らしの お釣りなるかな
 田舎臭 嫌う人あり 都会っ子 磯の香りと プラスマイナス
 谷戸の春 匂いとオケラを のせる風 懐かしさのみ 蘇る時

今後の確たる予定の五輪もどうなるか。怪しくなってくると暦の赤丸が全く消える。この上、場外馬券売り場の閉鎖が続けば、全く八方塞がりの生活になる。「起きて食事・便所・風呂に寝て」の生活になってしまう。まだ十分元気なのに困る。コロナは収束するという日は来るだろう。中国が終息を始めているというから。しかし、民主国家であの徹底的な管理体制ができるだろうか。コロナの終息をみないで、コロナで死にたくない。
暇をもてあましカフェで長文の日記を入力した。

2020年3月12日 晴れ
久しぶりの畑。水歩も出来ず、畑も入れず、体が鈍る。午前中から入ったが、途中で無理しないことにして切り上げた。帰宅して休み夕食をIでとる。孫が来ていた。今年大学に入るということだが、入学式とか結構中止になっているらしい。彼の大学はまだ連絡来てないけど様々学校関係でも中止になっているという。本当に閉じこもりになってしまう。心は開放的になっているのに環境が閉鎖的になっていくのは相当に視野も狭くなり考えが影響されるのが怖い。

2020年3月11日 快晴
吹っ切れた青空。気温も春。すがすがしい朝。ゴミも出さずに眠りをむさぼる。年取っての寝過ぎは惚けるというが、偶には良い。
 
梅散りて 実るあい間の 桜花 花冷えないが 酒宴もない
 春風が 聞こえる谷戸の たたずまい 暮らしの吐息 草木の囁き

近所のIさんの通夜に参列した。香典なしの葬儀。これから家族葬は多くなっているが、香典・お返しなしもおおくなりそうだ。とにかく高齢化で義理のみの葬儀を嫌い、近親者になる。「あまり長生きすると誰もいなくなるわよ!お姉ちゃん。」とは母が伯母にいっていた。実際にそうなったときに伯母が私に寂しそうに話してくれた。しかしこればかりは自分の願い通りにはならない。

2020年3月10日 雨
一向にやむ気配のない雨。痛めた右膝をアイシングしているので休養に丁度良い。終日外出せず音楽聴きながら絵を描いた。一昨日書いたが、吉田兼好の時代から余り変わっていない。温暖化といわれるし、体感している。自然災害も多い気がする。数字がそうらしい。この時期は天候が不順だ。畑のジャガイモが腐るんじゃないかと心配。YMさんが一度掘り返した方がいいんじゃないかと電話くれたが、雨で行くこと作業することがままならない。農業する人の苦労なんて半端ないだろう。今日は早々に寝て明日考える。

2020年3月9日 晴れ後曇り
気温が上がって下がって、右肩上がりで春が来る。
 
雨風は いつも気まぐれ 泣き笑い まだ此岸なり めぐる季節は
 しとしとと 雨降り続き 春が来る ミミズ喜び 双葉顔出す
 ひと仕事 トイレゆきたし 西陽さす ゴンベ種まき カラスほじくる

円が高く、株下がり、いつか天井、底を打つ。紙屑にならないなんて保証はない。畑もきになるが、金も気にしないといけない。明日考える。YMさんが、友人連れて見にいったという。Uさんという後輩だが、ミニ畑をしている。トマト・タマネギなど作っている。アドバイスを受けたい。調べてくれているらしい。

2020年3月8日 雨
朝刊に「徒然草」の「をりしも雨風うちつゞきて、心あわたゝしく散りすぎぬ」という、今の不安定な季節を記した一節がでていた。暖かい日が続き温暖化・暖冬なんて言ってたら、例年通りの寒さと強風に雨と猫の目のようにコロコロと変動する。水歩が出来ず、畑は雨で入れず、今日は終日外出を控えてゴロゴロして、スケッチに色を付けて気分を変えた。「春秋」には天候に左右され頭痛や目まいが生じ、「気象病」「天気痛」という言葉もあるらしい。昔は膝の痛みで天気を判断できる人が結構いた。同じかもしれない。それにしても、天候は例年通りだが、コロナが追い打ちをかけ、人を出不精にさせる。TVの視聴率が軒並み高いらしい。逆にどこかではほくそ笑んでいる人がいる。今回はそれも一部で地球規模で経済活動の停滞・落込みは相当なものだと思う。私が実際に使う金が減らない。家でこんなに過ごす時間が多いのは久方ぶりで新鮮ではあるが・・・。

2020年3月7日 小雨のち曇り
腰が痛い。昨日足の爪切ったときに無理な格好で捻ったのでまずいと思ったが、尾を引いていた。雨模様でもあり、終日家でお絵かき。歩く度に頭に響く痛さがしたが、夕方になり収まりつつあるので食事に出た。KMさんから先生の件で電話ある。今後の件は幹事をしないと伝える。彼だけは特別には違いないが例外扱いしないことにする。先生の奥様からお礼のメール。一応抜けもれなく対応は終了したと思う。今後は自然に生きると言ったので自然な大地を耕して暫くは汗を流したい。
この湘南ファーム日誌を来月には公開したい。

2020年3月6日 晴れ時々曇り
畑にスケッチをしに言った。6番の方が作業していた。土造りの最中でこれが一番基本で大変だ。自分でやってみて初めて実感した。特に30cm掘ると石・岩がゴロゴロある。7㎡くらいで手に負えないほど大きな岩があったから残る8㎡はどうなるか。楽しみではある。水歩の代わりの運動だ。折り畳みの椅子を持参したが、ボックスに入る大きさを探したい。セリの根植えは葉が出始めた。収穫が楽しみである。前日の雨で泥濘んでいた。歩くと粘土状になってしまう。最低でも1日は置かないと鍬鋤は使えない。プロはどうやっているのだろう。調べてみる。
最後の手紙の反応がある。少し買いかぶられているが、有り難い。奥様への内容に一部ミスがあった。やはりバタバタした中で書くと失敗する。反省!
Sちゃんから留守電。マスクのこと。きっかけが何か欲しいのか。五輪に出場が決まった近所のSYさんのことを教えたら、一に対して十返された。先生からの教えの話を丸(。)まで聞いて欲しい。女性が全てとは言わないが多い。だから話したくないのだ。仕方なく情報を伝えているのに。寛容の精神で他者と接しなければと言うのも先生の教えだ。

2020年3月5日 曇り
哲学の階のメンバーに最後の手紙を投函した。奥様にも内容を知らせておかないといけないと最後にバタバタしながら書いた。情報を共有しているメンバーの名前をミスした。出した後にカフェで気づいた。思い出すだけでも凄いと自分に感心したが名前程度はご存じかも知れないとは思ったが書いたのがいけないのだ。残るのはコロナ騒ぎが決着しなくても彼岸過ぎに墓参する。今後先生に向き合うのは自問自答するしかない。声が聞こえるか分らないが精神に問いかける。
 
菊香り 秋風聞こえ うら寂し 屈原念い 立ち向かうなり
 来る者は 拒まず去りて ひとときの 会話残して 記憶の彼方

多くのメンバーが出入りしては記憶に残る者、会話すらせず去る人、勘違いで覗いただけの男、家庭の事情でいずれ入会したいと言った女、など顔だけは思い出すが名前だ出てこない。

2020年3月4日 曇りのち雨
水歩が休館になった。教育委員会の管理する施設がイベント以外も自粛になった。学校も休校で、子供が放課後や休日に行く場所が狭まった。外の遊びも良いが室内での施設がないと親御さんは困るだろう。2W後には再開の予定ではある。畑やテニスコートなどの屋外はOKなのだが・・・
 
街は今 沈黙の時 人々が 怒れる気持ち 押さえて生きる
 人は消え 笑顔の声を 聞かぬ朝 いつまで続く 道は果てなし
 この道は 何処まで続く 果てしない 回りめぐりて 元に戻りし
 カップルの 凍える会話 どんよりと 晴れ間見えぬ 利休鼠や
 観光船 艀につながれ 客も無く 海鳥鳴きて 波間に揺れる

軍港めぐりも乗船客無く、多いときには駐車場に5/6台のバスが止まり整理の守衛がいたが、今日はひっそりとしている。いつもは賑わうカフェ・居酒屋も満席に遠い。阪神淡路大震災の時には新大阪に住み当事者であったが、無論被害の規模は数字では大きい。しかし活動は復興への道筋を探り必死だった。SARS/MERSの時はどうだっただろうか。忘れてしまったのかも知れない。私も世間も、メディアさえも。
 冷静に 報道きくも 源が 真実なのか 結果がすべて
 犠牲者の 死因は何か ウイルスか 健康状態 千差万別
 ウイルスに 負けぬ肉体 持たざるが 精神だけは 不滅なりける
 なまり空 かすかに輝く 光かな 傘しまいつつ 足取り軽く
 PCアップ 時間掛かると メッセージ 3時間とは 思はざりしや

1月31日の日記で畑をやる気になったことを記している。先生が亡くなった翌日だ。それも先生の住まいの隣だ。何かの縁を感じる。明日メンバーに手紙を投函する。最後の手紙を。

2020年3月3日 晴れ
午前中は自宅で雑用。午後は畑に行く。隣接のテニス&公園の管理事務所の方と毎回話す。地元田浦の梅林にいたことがあり、共通の知人がいた。「明日は雨ですよ。」と気さくに情報をくれる。5区画は畑作りを始めたようだ。今日も畝と周辺の片付けと根野菜の「根」を自宅から持ってきて植えた。食でなく植のために買って葉を食すのは二次的になっている。セリはもう葉が結構出始めている。
帰宅してメールに奥様からお花は辞退のしたいとある。お彼岸後に墓参したい。明日手紙の文面を考え明後日投函したい。明日は雨で畑は休み。いよいよ哲学の仲間との離別になる。何か引かれる力があったのかな。この場所で畑をやるなんて。丁度先生が亡くなった時に決めたのは。

2020年3月2日 雨のち小雨
雨で畑・水歩とも中止。昨日出来なかった月替わりのカレンダと壁掛けの旧宅含めた変更。水歩も今日から教室は中止でプールは泳ぎと歩き。ジムも器具を使用するだけだそうな。京都のホテルの予約を取消した。「仕方ないですね。」と力なく応じた感じが印象的で気の毒であった。哲学の件は、センターに先生の事伝えPR活動の中止を伝える。メンバーには電話・メールでの短文でなく奥様からの内容を多少編集して手紙に認めて今週中に投函したい。お花の件は奥様に許可の依頼。またSNさんに手紙を以て私からの連絡を終了することを伝える。今後はSNさん達を中心に親睦の会が開かれれば私も参加するというスタンスに変えることを依頼した。
 
去年の梅 咲きほこるるも 悲しけれ 初雪なくも 春を忘るな
 悟りても 死のりこえるは 難儀かな 人の道とは 悲しみもあり
 ひとひらの 花落つる春 寒もどり 震える体 温もる心

先生とのことを詠んだ。しばらく続けて残る歌は残したい。思いだけでは記号の遊びになってしまう。

2020年3月1日 快晴
昨夜メールで先生の死を受取った。1月30日という。奥様からのメールだ。突然だが覚悟は出来ていたので平静に受け止めた。2002年に初めて市民大学の哲学を受けて以来18年昨年の1月22日が最後になった。このHP始めるにあたって哲学の許可を得るために佐島のKで食事した。そのあと逗子まで車で送っていただいた。色々なことが思い浮かぶ。決して哲学的な思考方法を持たなかった私だが、人の話を丸(。)まで聞くという傾聴法は先生との18年で多少は身につきつつあると自覚し始めた矢先だ。先生が大学を辞し横須賀に哲学を根付かせようとした年齢に私はなってしまった。自分を見つめたい。
趣味の会の全国大会が中止になった。初めてで苦渋の決断だったと思う。代替案や来年は東西どちらでなどこれからの問題もある。恨み節は誰にでも何処にでもある。

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