2020年11月30日(月) 晴れ時々曇り
エアコンのマルチと単体の比較検討。あと10年使用すると考えてどうするか決めたい。この冬はヒーターあるし別に安いの買っても良い。
2・3日前から親不知の奥が腫れている気がする。磨くと痛い。1年半振りに歯医者に行く。待合室に人がいない。どうやら予約制にしたらしい。「予約のいらない」歯医者で評判だけど、コロナの影響が出ているのだろう。「良い歯をしている。28歳くらいですね。」院長も流石に気が引けたか。「30台です。80歳でも20本は残しましょう。」と言い直したが、現在32本ある。35年前に2本詰めて以来歯石取りしか通院しない。頭から足先まで病を患っているので歯くらいは神も見逃してくれているのだろうと思っている。とはいえ老化は目から歯に及んできた。そういえば、歯を治療したのは博多の親不孝通りにあった。何かの因縁かもしれない。

2020年11月29日(日) 晴れ
午前中は日ノ出町へ。午後自宅で読書。溜まっている本を年末にまでに読み終えたい。あと1ヶ月でどの位片付くか。何となく忙しさを演出してる感が心地良い。

2020年11月28日(土) 晴れ後曇り
鉢植えの草類の一部を植替えた。一般的には雑草に類別されるが鉢にしていた。花は可憐できれいだが専用に育てるのは楽じゃない。
 
狭い庭 整理せぬまま 月日経つ 手狭なりとは 言訳すぎぬ
 ミニ鉢も やはり野におけ 可憐でも 世話に一生 掛けぬ気ならば
 栴檀は 芳しからず 繊細な 匂い判らず 実り腐らす

午後ブックオフに本を取りに行く。
 古本の 価値は時代で 変化する 売れ筋捉え コロナ乗り越え
 老い故に 喉に詰まるは 理解する 餅を喰らいて 死に至るも良し

最近水などを詰まらせ咽せる事が多くなった。これも老いた証しだろう。

2020年11月27日(金) 曇り時々晴れ
寒さに慣れてきたせいか、さほど感じなく成りつつある。エアコンが6基のうち、2F1基・1F2基が作動しない。20年経つというより、良く使用する機械は壊れず、時々使う方が壊れる。旧宅と含めて新しくしないといけないのだが・・・
 
屯する 仲間に寒さ 我慢して とは言えないが 間に合わないと
 二十年 時は流れて 肉体も 家も古びて 滅び行くかな
 使い切る 三途に金は いらないと 思えどお呼び いつか判らぬ
 3列まで 行き届かない 体制で バックの新規 初心に帰り
 厚底の グラスに注ぎ 満足も 満たす気持ち 手玉に取られし
 熱燗は 少し増えると ききし時 笑う奴らは 酒飲み知らず
 しろんだの 谷戸に住まいし 人々も 時代の流れ 肌にしみいる
 しろんだの 谷戸は街から 近からず 遠からずにて 隠れ家なりしか
 しろんだの 谷戸に暮らせし 人々も 三々五々と 杖つき歩く

なんとなく詠んでみた。「しろんだ」は私の歌では「谷戸」の枕詞として使うことにした。今後はせっせと詠み込む。

2020年11月26日(木) 快晴
朝方、自治会長が資源ゴミ置き場で自転車の分解をしていた。荷台など金属以外を付けたままだと業者が持って行かないので後始末をするのだ。出す人もタイヤは外してあるので一応注意はしているのだ。細かいことを確認してゴミ出出ししないと後工程が困る。
畑に行く。気温が低くなりピーマンが黒ずんできた。帰宅して、鉢のスミレを地面に植替え、夕食に行く。NKさんと遇う。最近良く一緒になる。畑のことも気に掛けて助けて貰い有りがたい。
明日は冷え込み雨模様で北部は初雪かも知れないという。

2020年11月25日(水) 曇り時々小雨
早朝は手が凍える。午前中は古文字の講義。樋口一葉の手書き原稿を見た。残念ながら読めない。古文字はこのあとの時代だ。戦後時代が変わったのは言葉だけではない。
 
もじ詞 ひもじくも肩寄せ合いて 道切り開き 今の日本か
 何となく わかった顔で 読み下す 細かいことは 言わぬが華
 コロナ過に 常連どこで 何してる 定員割れと 思わざりしや
 散らし書き ルビと交差し ジコらぬは 前後の意味で 誰でも理解
 古文字は 男等だけの 世界かな 仮名つくりしも 女は不在
 戦いは 取っ組み合いの 喧嘩なり 生活かけて 互いに譲らん
 闇市の 名残りはいつも 客背負う 三々五々に 語る昔を

2020年11月24日(火) 曇り
ようやくというかついに冬が来た。これから4ヶ月は凍てつく日を覚悟する
 
冬小僧 来たりて縮む そこかしこ 動作も鈍し バランス崩す
 冷たさの 景色は庭に あらわれし 虫も動かぬ 寒さ到来

2020年11月23日(月) 快晴のち曇り
休日の感覚が薄れて久しい。時には土日も忘れてしまう。バスが来ないのでうっかりしていたことが再三ある。最近月曜に畑に行くことが多いが今日は止め紙類の整理。年末に向け少しづつ片付ける。そして来月の作品作成に向けアイデアを具現化する為の場所を確保する為だ。畑に行きだして、晴耕雨読の生活スタイルが身に付いた。時には晴れた日でも本を読む。凩は国字だ。木ではなく葉でも良い。日本の四季に染み入る漢字だ。横須賀美術館で毎年1月に小中高生の美術展を開催しているが、新感字を題材にした学校がある。いつも感心する。新しい国字にしたい字もある。一度鑑賞して欲しい。
 
ぬくもりの 伴う風が 吹き過ぎて 枯れ葉集まり 井戸端会議
 繁華街 マスク投げ売り そこかしこ 関心なさそに 視線投げかけ
 束の間の 晴れ間うれしい 秋の暮れ 細やかな風 ほほに伝わり

居酒屋で食事。そこかしこで歌のネタを提供してくれる。
 
三銃士 三賢人に 三馬鹿と 三はついても 燦々は愛
 酢の物が 苦手というと 寿司屋では 怪訝な顔を まずされにけり
 柑橘系 酢とは全く 違うモノ 説明するも 面倒くさい
 アルコール 弱いと言いつつ 飲む人も うわばみ見たり 昔の乙女

2020年11月22日(日) 晴れ
午前中、日ノ出町へ行く。車中の多事雑談はいつもストレス解消になる。最近はどこへいってもコロナの話題から入るので食傷気味だけに新鮮だ。午後はPC関連の整理をした。無線といっても電源・プリンタ・カメラなどケーブルが多いので線が錯綜している。急ぎでケーブルを変えるときにミスを誘発するので思い立ったときに整理した。

2020年11月21日(土) 快晴
畑に行く。トマト10個収穫した。今までは色・ツヤ以外に多少キズがついたりしたが、初めて手入れしたなりのモノが育った。
 
太陽と 水に愛情 あれば良い 自然農法 人類の基礎
 畑仕事 マスクしたまま 気が付かぬ ニューノーマルが 身につきし時
 乗る前に マスク付けるは ノーマルも 降りるとはずす 早習慣化

子安の里も”里山”の因習を良くも受け継いでいる土地なのだと感じる。
 
里暮らし 自然にならい 生活す めぐみに感謝 山に祈りし
 木枯らしの 吹かぬ土地にも 雨降りて 恵みの実り 縄文以来
 縄文の 美と生活は 同じなり 日々くらしける 営みのなか
 恋歌は 昔も愛の 形かな 万葉いらい 今に伝えし

帰りにOで夕食。客足が少ない中で毎回、細かく目立たないように改善している。70年商売しているがまだまだ頑張って欲しい。禁煙の居酒屋だ。
 社会人 ギリと人情と プレゼント 付き合いの序 半世紀前
 日々変わる 改善は常 生活の 質の向上 利益の元
 生き残る 術は現場に ゴロゴロと 気づかぬ者に 利はおとずれぬ
 アルバイト 閑そうにみゆる その訳は 社員大事の 経営なりき
 いつの日か 社員クビきる 日はくると 思わぬ世代 あたふた遅し
 団塊は 競争になれ へこたれぬ 次のチャンスを つかむ気位
コロナで自粛期間もなんとかリハビリを頑張って工夫している。
 コロナ過で 自粛にかくれ 着々と 成果見せる リハビリ効果

2020年11月20日(金) 曇り
昨日から生暖かい気候だ。温かいのは嬉しいが、”生”が付くのは好きな天気じゃ無い。ネチネチして空気が体に纏わり付く。それでも冬に向かう厳しい寒さ・冷たさの前にひと休みのお茶タイムを与えられたようで有難い。午後からは天候も不順なので畑は休止にした。ところに弟から電話。元日と大晦日のことだ。一年に一回一家とのんびり世間話でひとときを過ごす。多分毎日はともかく毎月は億劫な気もする。適度が良い。
 年一度 男同士の 語り合い 昔話に 花咲かせけり
 五輪やる 期待を込めた 希望かな コロナ変異は 無きに掛けたる
 今むかし 五輪七輪 練炭と 言葉遊びに 興じた思い

2020年11月19日(木) 快晴のち晴れから曇り
今の駆け布団は昔に比べると10㎝長い。昔のカバーそのままだときれいに収まらないので新しく入れ替えた。知らないうちに体型に合わせて寝具・衣類など全てが変化しているのだろう。私も今の時代では充分にチビだ。最近デブは卒業しているし、ハゲてないが白髪だ。
午前中古文字の復習兼ねて複製本作成およそ30%。今日は記紀万葉の世界観講義だ。このDA先生の講義は面白い。大学でも人気があるように想像する。終わったあとは、Iで食事。NKさんと会い多事雑談で盛り上がるが、小池知事が5つの”小”をお願いしていた。小声を最初は意識したが次第に無視し始めて話す。どこの居酒屋でもそうだろうな。今は家庭での感染が多いという。幸い客は独身二人で原因と結果ははっきりしている。早く収束を願うが横須賀も連日猛威を振るい始めている。それでも確率は県の中でも低い方だろう。五輪もどうなるか。今日は歌も詠まずに早寝。

2020年11月18日(水) 快晴
午前中、落花生を茹でながら、1F のトイレ掃除とマットの洗濯。ネットのマニュアル通り40分茹で食してみた。美味い。始めての味だ。
午後予約の本を汐入まで受取りに行く。隣のカフェで読み始める。『新橋パラダイス』。ニュー新橋駅ビルが舞台だ。1971年開業。私がサラリーマンになり、新橋経由で赤坂見附まで通った頃の話で懐かしさと最新ビルが半世紀で耐震構造の影響もあり、再々開発になるという。興味深く半世紀前を想い出しながら読んだ。
 
青春の 女と金と味 思い出の 駅ビル今は 古き残り香
 徹夜明け 家に帰らず 飲み明かし 駅ビルサウナ 雑魚寝懐かし
 風俗の ネオン輝き ヤニの香が 健全寿司屋を 店仕舞いさす
 闇市の 匂い残せし 新橋で 寿司屋の友と 兄弟のちぎり
 客引きと 会話しながら 路地歩く おはよう!の声 昼夜逆なり
 大人への 入り口なりし 新橋の 雑多な店も 昔語りや
 ハリウッド スターになりて 酒おんな 夢破れて ひとり寿司屋に
 地下街の 迷路の果ては おふくろで 一見客と 又終電車
 すか線の 終電までは あと五分 酔うてヨタヨタ 駆け足セーフ
 世紀超え 我生きる今 月火星 果てなき宇宙 夢まぼろしか

本当は、六本木の美術館と諸々で東京に行く予定を寝る前まではしていたが、コロナ第3波もあり中止した。最近バイタリティが減退し、鑑気を起こすアートに出会わないからというより、そんな気がするだけなのだ。数観ないと巡り会う訳もない。感動が無いのはそのためかも知れない。歌は、目標の1000を超えて、100/月に換えたので結構しんどい。今は唯数だけをがむしゃらに詠んでいる。内容は多少その場で変えているがひたすら詠む。

2020年11月17日(火) 快晴
落花生をNKさんに届けた。お茶誘われ黒月餅とコーヒーをご馳走になった。家がきれいに片付いていたので、性格通りの方で安心した。とても自宅に招かなくて良かった。玄関で帰り二度と立ち寄ってくれないだろう。鷺宮の時代、近所にKTという友人がいた。私の家に来たことはあるが、逆は拒否された。女だけでなく友人もだ。汚いからといっていた。新聞・雑誌で畳が埋まり20㎝は底上げされるほどだったという。私も荒木町に1年住んだとき新聞2紙を棄てずに押し入れにしまい込んでいたが出るときに大家さんに相談したら感謝された。全てトイレットペーパーに変わったそうだ。第二次オイルショックの後で時代がそう言わせた。その7-8年後のことなので、KTが出るときは大変だったろう。横道にそれたが、NKさんは茹でると言っていた。私は乾燥させることにした。多少は茹でて味噌汁にする。
 久しぶり 女性の自宅 デート也 ときめき隠し 紳士の振るまい
 常日頃 来客迎える 佇まい 隅々きれい 雑草もなし
 歩いて一分 女一人の 異界あり 構えてしまう 団塊世代
 人生は 一度きりだと 人は言う 神がきめたの 俺の生き様
 臆病の 虫が吹き荒れ 言いそびれ 機会逃せし 今日まで独り
 愛してる この一言を 胸に秘め 雰囲気だけの ラブ人生や
 後先を 見ずに進みし ベッドイン 後で後悔 先は急がじ

 三十路越え フロイス悲し 誤解され 一つ廃棄し 残るも地獄

2020年11月16日(月) 快晴
畑に行く。汗ばむ陽気の中、落花生の収穫をする。OGさんから2株を頂き結構な量の収穫になった。家で水洗いして選別し干す。
 
落花生 柿ピー以外に 記憶ない ニキビの元を 食わず嫌いや
 ニンジンに 群がる青虫 姿なく 暖かさにも 冬の到来
 旧暦は 元に戻して 畑仕事 霜降りるまで あと2月なり
 耕すと 幼虫そろり 目覚めさす 土をかぶせて 春まで待てり
 水・気温 トマトが紅く 色づかぬ ピーマン緑が 黒ずみければ

居酒屋はいつも歌の材料を提供してくれる。
 
お洒落には 年関係なく 楽しめば 心身ともに 若さ保てし
 カップルが 明細連れて 居酒屋に 人の目がさす 生きずらい世に

2020年11月15日(日) 快晴
日ノ出町に貯金にいった。再開されてから利子程度の配当だ。その往復の車での多事雑談が楽しいので止められない。午後K書店に行く。ネットで注文もするが、よりどりの本を眺めるのも楽しい。
最近で一番恥ずかしい話を以下に書く。
書店に行き、週刊誌の紹介欄の書評を読んだ題名『新橋ラプソディ』を店員に告げたが、結構な時間が経過しても女性が画面に向き合っている。そして徐ろに「この題名の本はお取扱していません。デジタル本にありますが。」との返事。画面を見せてくれて入力したが表示されない。ネット検索してもない。作者名を失念していたので、諦めた。そして自分でノンフィクションの新刊コーナーを探していて「違う。『新橋パラダイス』だ。」と自分のミスに気づいた。恥ずかしさを隠してミスを告げ再度検索。直ぐにでて「2冊在庫がある。」とのことで私も先ほど探した棚を見たが無い。店員が「在庫確認してきます。」と言うので待ったが「無い。」「注文を掛けていて配送途中は画面に在庫と出ることがある。」というので、注文して店を出た。まぁ、関連本を買ったので良しとした。そこまでしてもらったので別の書店には行かず。今週中にはなんとかなるだろう。

2020年11月14日(土) 快晴
午前中、庭木・盆栽の剪定。猫が日向ぼっこに来る。顔見ると逃げていき家に戻ると又日向にくる。糞さえしなければ自由にさせている。野良猫だが餌を与える女性がいるのだ。かといって虐めるような人はいないので代々細々と生息領域に住み着いている。
 
枯れ葉踏む 音はさくさく 秋の声 少し残して 風情楽しむ 
 剪定の 善し悪し結果 半年後 芽吹く頃には 応えてくれる
 木の気持ち 解ったつもりで 剪定す 切ってはいけぬ 枝のありける
 小砂利好き 猫たちみんな 小砂利好き 糞害なければ 俺も大好き
 猫目線 人の気づかぬ 隙間あり 埋めてとすぐに 居場所探すや

散髪に行く。セーターをわざわざ裏返して着て出掛ける。勘定を払おうとしたとき、後からご婦人が反対ですと教えてくれた。
 裏返し 分っているよ いえなくて 有難うとの 言葉が濁る
 おせっかい とは思いつつ ご婦人に お礼と笑みを 返して出でぬ
 ボケてると 思われている 出た後に 気づいた吾に 気づかぬ老いが
 お目当ての あの娘にカット されしとき 瞬きせぬまに 至福の調べ
 一年の 垢落し兼ね 顔剃りし クリーム塗りて 男前アップ

いつものコンビニによって同級生のやる葬祭場を横目に見て帰る。
 線香の 匂いせし夜 家族葬 人情よりも 今の風潮

2020年11月13日(金) 快晴
早朝、庭の雑草などのぞく。2日くらい干しておく。畑に行く。ニンニクがもう芽を出している。来年春まで育つのを待つ。ネギ類は時間がかかる。快晴で無風、超が乱舞に近い状態。青虫も2匹いた。ここはこれから春を迎えるようだ。
 
界越え チョウ乱舞する 楽園に 秋は来たらじ 春迎えるや
 影を引く 長さで知れる 季節かな 冬の訪れ 足音聞こゆ
 ベニシジミ 羽を広げて 止まりける くれる秋なり 色づかぬ田に
 秋深し 必死に生きる 青虫は 触るれば逃げる 生き残る術

今日もOで食事。BGMは30年前のナツメロばかり。
 
ガラス坂 力士野郎に 嫉妬した 遠い昔の かすかな思い出
 幼き日 あこがれし歌手 今はなく 聴くも懐かし 戻りしあの日

AYさんから日展のチケットが届く。22日まで。電話では迷っているのでと断りを入れていたが。コロナ第3波が恐いこともある。
 
東京へ 招待多し この秋は 迷える羊 臆病なりし

2020年11月12日(木) 曇りのち晴れ間
厚い雲に覆われ、どんよりした晴れ間の全くない曇り空。それで寒さを肌に感じる。気象庁の天気では晴れマークになっているが気温は15℃以下。午後から万葉の勉強なので自宅でのんびり。昼にはお天道様が貌をのぞかせるも寒さは変わらず。午後は遠野物語をD先生から学ぶ。1年ぶりの熱弁を拝聴。大学はZoom授業で勝手が違うという。顔を見ず、反応も無いのは戸惑うだろうな。
 
根の国の 子住みなるもの 暮らしおり 日の本のもと つくりささえし
 D先生 しゃべりたくて コロナ過も マスク外して 熱く語りし
 遠野にて 語り継がれし 世界とは 永遠に続きし 物語かな
 千年の 時超えて今 蘇る 淀んで澄んだ きょうの天気か

帰りに散髪と思ったが、時間が遅いので夕飯にした。
 
名物は 思いつき也 結果論 売れて初めて 地元の誇り
 髪カット 女の大事 解らぬも ロングよりかは 好きかも知れん

 毎日が 戦いなりし 商売も 困難な道 客が後追い

2020年11月11日(水)晴れ
古文字の講義。予習していたこともあり、ようやく読むスピードについていける。それでも復習しないとその場で読めていたのに忘れる。覚えたそばから忘れる。老いに勝つには繰返し覚えることだ。カフェで昼食べながら復習した。帰宅して庭の掃除。昨日の雑草をゴミ袋4個分。明朝出す。明日の万葉は第一回だし気は楽だ。世間では第3波が騒がしい。横須賀は遅れるので今月下旬か。知合いのAYさんが日展に入選したメールがあった。観たいがどうするか。YKさんも個展をやっているし、先延ばしにすれば又コロナ過に見舞われそうだ。10ヶ月も東京に足を踏み入れていない。
最近、日ノ出町まで車で行く。

2020年11月10日(火) 快晴から徐々に曇り
駐車スペースの車の真下に糞害除けで草(カヤツリグサの仲間?)を植えていたが、結構背丈が伸びるので駐車する車に影響し始めた。直接の害があるか定かではないが運転する心理的な負担を考慮して除くことにした。一応根毎抜いて乾燥させてから生ゴミの出す。後にはヒメツルソバを繁茂させることにした。上に伸びない事が大きい。今までは緑色ではないことで躊躇していた。
午後はカフェで古文字の予習。見たはずの字なのに忘れる。見たことを覚えているだけで良しとするこの頃である。先生への質問を印刷しておく。

2020年11月9日(月) 快晴後曇り
一点雲のない快晴だ。朝陽を浴びるのは気持ち良く爽やかな朝を迎えたという生きる喜びを感じる。一瞬なのだが活力になる。布団を換えて二夜。暖かさは実感した。畑に出掛けようとする頃には、曇り空になりつつあったが、現地は暖かく快適な作業日になった。
 雲流れ 影ゆらゆらと 西日射す 宴はすぎて 秋は暮れゆく
 陽は沈む いついつまでも いつまでも 夜があければ 再び昇る
 いつまでも 若くはないと わかりしが きのうと今日の 老いを感じず
 
(今年度の歌が1000首を超えた。巧く詠もうとせずに数にこだわり内容は二の次にした。今年はあと100首は詠みたい。)
帰りに百均に行き、小銭入れになりそうなものを物色して買った。サポセンで換えようとしたら鍵が付いてない。小銭入れに鍵は付けているので焦って百均に戻り探したが見つからない。再びよく探したら小銭入れに入っていた。実にお粗末な顛末だ。
 
サポセンも 再開されたが 閑散と 集わぬ市民 何処に行かん
 鍵がない 瞬間脳が 駆け巡る さがして結局 ポケットの中

今日もOで食事。歌を詠むのに丁度良い。客は少なく禁煙だし。経営不振になって方針転換しないか心配ではある。
 
せっかくの 水分吸収 積みはなし クラッカーなしの チーズ珍し
 喉むせる 老いが進みて トラブルの もとになりしが 思いたくなし
 もう酔うた これ以上ムリ 若くない 今は昔の おとぎ話を

2020年11月8日 曇り
羽毛の良さはまだ実感できず。
 臆病で 毛布の上に 羽毛掛け 肌触りをば 確かめてみる
 フワフワで 見た目暖か 羽毛かな 軽くて不安 風で飛ぶかな
 触感と 食感似てる 言葉かな 伝えにくさを 無理無理無理に
 寝る行為 五感を封じ 呼吸する 天地万物 脳に出現
 貫徹を 昔していた 何故できた 今も不思議と 思うこの頃

中央へ行くバスで、初めて停まらずに素通りした。
 
いつもなら 停まるはずだが 汐留で 誰も降りない 誰も乗らない
居酒屋は話の宝庫だ。
 
子供連れ 飲み物は水 父は酒 親子で肉まん 互いに笑顔
 肉まんを 頬張る子供 愛おしい 土産のヤキトリ 母待つ家へ
 小頭は 短気なのだと ステレオか 言うは易しも 誠にあらず

 嫌な客 思えど声は あげられず 帰りし後で ペッと唾吐く

2020年11月7日(土) 曇り
お店応援券で羽毛布団を買った。ハンガリー産ダック83%だ。匂いは気にならず軽さで選んだ。真冬には毛布必要かも知れない。試して買うことができないのでネットで調べてみた。上はキリがない。以前は重みがないと寝られないと思い込んでいた。この夏前後に試してみた。綿布団の重さを重く感じ老いを感じたから換えることにしたのだ。今日からどうなるかな。布団をセットし、古文字の入力と縦書きフォームを作りようやく5頁入力。50頁もあるので先は長いが時間がない。疲れたので今日もOで食事。
 
布団剥ぐ 癖直らずに 古希過ぎる 綿の重きに 扱いにくさ
 吹けば飛ぶ 軽き羽毛に 心地よさ 眠りの深さ 重くのせらる
 綿布団 使い慣れにし 風雪に 耐えて過ぎにし 年月のひだ
 カバーして 汚れを防ぐ 身につけた 生活の知恵 今の流るる

Oで目を凝らし耳をそばだてていると話が向こうから囁いてくれる。
 年一度 蔵元フェアの 懐かしさ 味の思い出 喉ごし忘れ
 蔵元の フェアにつられて 飲み過ぎる それも狙いの ひとつなりけり
 沢の鶴 万葉・寿海 生酒に 山田錦と 飲み過ぎ注意
 久しぶり おでんの種が 元通り 七福神に 並ぶうれしさ

生暖かさが一層冬の訪れを暗示する。夜は降るような天気だ。
 
どんよりと 生温かく 風は凪ぎ 振りそで振らぬ 夜まで持つか
 今日までか 秋を感じる 季節過ぎ いよいよ冬の こもる生活

2020年11月6日(金) 曇りのち晴れ
午前中、江戸古文字の復習と製本の入力チェック。午後はインフルエンザのZoom講習を聴く。そのZoom講習に申込んだが、すぐにOKの返事がない。前回もそうだが受付締切りは前日で定員に制限がある。名前を出さない人が7割は居るので一方通行の学校スタイルでもあり、すぐにOKを出せば良さそうに思うが直前に初めて鍵をメールで知らせてくれる。一応建前を守っているだけと理解をし始めている。
 ワクチンは インフルエンザに 効果的 なれど必ず 効くものでなし
 咳クシャミ エチケットなり 手で押さえ 広がらぬよう うつさぬように
 手洗いは マニュアル通り 必須なり うがいも効果 咳エチケット
 わくわくす インフルタミフル 効きという ハイハイハイと 高く高くに

会議でも講習会でも集中していると疲れる。起きてからなので、夕食兼ねてOに行く。
 久しぶり 喫煙ルーム?! ここどこだ 時代とコロナ 致し方なし
 通りゃんせ 社員の細道 我が物に どうどう通る ばぁちゃん流石

出掛けに日記帳がない。何処に置いたか忘れた。探したが見当たらない。自宅のどこかにある!
 日記どこ 確かに置いた 場所にない 探し探して あきらめるなり

2020年11月5日(木) 晴れ
米大統領選一色だ。接戦と経緯から長期戦らしい。毎日小出しの報道だと飽きる。結果が知りたいので決着するまでベタ記事で良い気がする。南北戦争以来武器を言葉に代えた二者択一の戦いが4年に一度繰り広げられる。人々の熱量が一気に発散されるが今回は、投票率が70%を超えた様で後が心配だ。相当に禍根が残りそうな気がする。
 
大海を はさんだとなり組と云え 彼我の差あり 国民性に
 トランプの 坊主めくりに あたふたと 不平不満を 言い散らかすか
 さもあらん コロナ過の賽 目の数は 振らないはずの 神が下せし
 転んだら 怪我するリスク 当たり前 運が良ければ かすり傷かな
 スマホ見て 一喜一憂 カフェの客 トランプゲームか 落ち物パズルか
 床を掃く ロングスカート 気になりし うがい手洗い 汚れ気にせず
 ブックカフェ 機能開始の 夕暮れも 学生少なく 時が流れる

Iで食事、NKさんと遇う。縁が出来ると偶然が重なり頻繁に遭遇する。実に不思議だ。以前YMさんが近所にいたとき、頻繁に遭遇した。今は距離が離れてしまって遇わない。

2020年11月4日(水) 快晴
こんな日は畑だ。18℃くらいで風は無い。作業しても汗をかかない。11月だというのに青虫が5匹いた。2匹は一週間前くらいに産み付けられた。ここは温暖なのだ。自宅のある東京湾側より暖かい。山の頂に近く、遮るモノがないので西日もキツい。まだ蝶も飛んでいる。交通の便を考えなければ最適だ。湘南国際村は出来たときは人気で今も変わらない気がする。車社会の住宅地で、バスは1時間に1本くらいなので、ゆっくりと時間が流れている。現役のビジネスマンには向かないはずがコロナで多少風向きに変化が起きているかも知れない。
 
青虫は 暦によらず 本能で 己が定めを 知りてか生きる
 晴れわたる 空の青さは 秋の田に 日差し燦々 緑生き生き
 ちかみちを 人知れず下り ほくそ笑む いずれ消えゆく けもの道なり

2020年11月3日(火) 晴れ
文化の日。横美に行く。上田薫展の最終日。なんとしても観ておきたいと思っていた。まさかとは思ったが、入場制限が敷かれていた。10人づつ役7分おきに入るのでやく20分待った。館内は結構混んでいた。東京の人気企画とは違うが横須賀では混雑の部類にはいる。今から40年くらいだと思うが初めて「なま玉子」を観たときは感動した。横美のポスターになっている絵だ。あれから結構な展覧会も観ているし作品も所蔵するようになったが、若い頃に受けた衝撃そのものは忘れられない。時間が経てば評価も変わるが、感動した事実は変わらない。今回じっくり観て、あのときの感動は蘇ったが、あのときが頂点だったという感想だ。その絵の左右に同時期の「なま玉子」が展示されていたが、批評するなら「なま玉子」1976が最高で他は緩い気がした。スーパーでもハイパーでもない。単にリアルっぽい絵画に過ぎない。本人は存命なので聞いてみたいが、残酷か。
 
行く先は 美術館なり 始発駅 ほぼ満席は カップルばかり
 谷を見て 館まで歩く 自然かな 鉄と木々との 調和途中か
 最終日 タダと旗日が 重なりし コロナ制限 誰も納得
 西日うけ 伸びる影追い 子供らの 声ひびきけり 広場の午後に
 見えないが 心の眼で描く リアリズム 間近で観ると 細胞看えし
 コロナ過で 10人ずつに 制限す それでも混むは  最終日なり
 西陽さし 時を切り取り 永遠に その影残し 心に刻む
 売り地です 半年後には 整地され 住宅用地 建てる寸前
 もやかすみ 富士もかくれる 走水 幻想的な 暖かい午後
 休日は 防大生で 混み合いし バスで座れぬ 電車乗るまで

JRA横須賀からバスで行き鑑賞して、バスで帰宅した。その間のことを10句詠んでみた。上田薫の評と常設については絵画欄で書きたい。

2020年11月2日(月) 曇りのち小雨
月初めのルーティンを終え、古文字の成果作りを故人作業で始める。いつもは団体だが今回は集団で会議する行為は中止になり自分の勉強も兼ねて成果物を作ることにした。
 
霜月の 声ききけれど 土は無く 目にする証し 温度計なり
 月変わる 季節感無し 生活に 感じぬ時代 温暖化なり
 じめじめと 生暖かい 町中を 季節探して キョロキョロ歩く

寒い日もあるが、暖かくて霜月とはほど遠い。季節感が無くなった。無論旧暦なのだが多少は感じていたことが今は虚しい。
 
浦霞 八海山に 大七と 今月の酒 決めかねつ飲る
 不注意が 老いのかたちと 思えども 直らぬよりは 後どうするか
 おまかせの ヤキトリ楽し びっくり箱 カワ・バラ・タンに レバ・ボールなり

Oで夕食を摂ったが、いずれ笑われる方になり老いが進み坂を転がることになる。
 
青春は マイレボルーション 博多夜 楽しき日々は 歌にのせつつ
何故かBGMで35年前の懐かしい曲がかかっていたので詠んだ。

2020年11月1日(日) 曇り
午前中に日ノ出町へ。再開して3週目だが、段々規制が緩くなっている。客の方も理解しているのか、駐車場も空いて満車がない。欧米に比べ第2波が高止まりせず推移しているのは世界から優等生と褒められているようだ。国民性なのだろうか。YMさんもマスク持参だし外では着用しているという。用心より他人の目が気になるからだという。相互監視が作用している。かく言う私もバスでしていないのに気づきバッグから取出して付けている。
午後は、ボクシングの井上・ワイドナショーはネットで観た。天皇賞はラジオで聴いた。寒いし降りそうな天候で自宅で過ごした。月初のルーティンをした、旧宅は明日。花も。

歌は今月で目標はクリアしそうだ。青虫ネットは来年の課題がはっきりした。

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