ふじけん目次

日記2019年6月
2019年6月30日 曇り、小雨
私はハンデを持つので付き合い方は気を付ける。グイグイ来る人・遠慮する人、才能を最大限出して頑張る人。最近は盲目の芸人・手にハンデのある人が笑いを得ている。以前、自分のハンデゆえ受け入れることが難しくTVで観られなかった。杖を突くようになって5年、状況は一緒ではないが、”人になれ、奉仕せよ”、”地の塩になれ”の言葉が受け入れられるようになった。”二つの道があれば、困難な道を選べ”という社是に引かれていた。
 ハンデあり 助けを普通に 思われし 苦い思いの 二昔しの頃
 見た目杖 助けられたる 常日ごろ 感謝伝える 気持ちを他者(ひと)へ
 前向きに とらえる娘らは 悪気なく 明るい笑顔 再び歩む
 春雨を 雨具持たずに 出かけたり 時折降る雨 軒をかりつつ
 軽く受け 全面支援と 勘違い 金はかからぬ 名誉あるのみ

2019年6月29日 小雨
水曜日に取れた歯をもち 医者にいった。自分の判断では奥歯の親不知の一部かと思っていたが、乳歯と判明した。60年以上付き合ってきて、最近緩くなり取れたのだろう。歯痛が昨日からすっかり消えた。このまま歯を大事にしてください。自前でと云われた。
 とれた歯を 持ち込み説明 30分 待ちし時に 詠みし拙歌
 春雨と いうには遅き 刻なれど 大気は肌に 心地良ければ
 雑多なり 待合室は 狭けれど おのれも仲間と 忘れける也
 駐車ない 空いてるかなと 思いきや かなり待ちつつ 歌詠み過ごす
 生え変わり 歯を屋根に 隠しおく 今も残りし いわれ伝えん

中央に行く、露店で地元の野菜や蜂蜜を売っていた。ハゼ・マテバシイ・アカメガシワなど三浦半島の自然の豊かさを知る。ハゼの蜂蜜を購入。
 
なまりいろ 空を眺めて リドリ前 地産の露店 西瓜うらめし
 ハゼの花 群がる蜂を 見ざるらん ほのかな香り 確かな甘み
 蜂蜜と いえばクローバ 半世紀 都市の真中 ローゼリ恐し
 子供には ハチミツ悪いと 聞いたのは 昔といわず 今の常識
 赤船堂 船員相手の 薬屋で 跡地に残る 横浜の爪痕

何故酒が旨いのか二十歳のころは理解できなかった。
 
半世紀 成人の日の 初飲みは カキフライ食べ 時になつかし
 カキフライ 父と飲むあて これのみで 今ものこりし 一軒限りや

2019年6月28日 晴
35年お世話になった、「ネオパスタノーゲン」が倒産した。いきさつはネットで確認したが、良く続くなぁとは知り合いと話をしていた。どうするかこれから考える。
今日は五反田の展示物の撤収の日だ。
 
田浦から 行きはゆったり 涼風に 帰りは通勤 地獄を体験
 ウワォッと 叫びし先に 黒き影 カミキリムシも 電車旅する
 電車待つ 七釜の谷戸 緑風や せみ聞えぬも 地中時待つ

加算税の通知が来た。
 
加算税 重がなくとも トイチ利子 見せしめの色 ピンクの用紙
50年近く前、給料が現金から振り込みになった。その時に入社したので現金・金種表を知らない。ただ用紙は温かみのあるピンクが良いと言っていた。
 
脱税は 悪質度にて 重加算 心の中では バレないいでくれ
闇というが、風呂屋には刺青やその筋の男たちがみんないた。各家庭に風呂が無い時代だ。子供にとっては近所の良いおじさんだった。
 
闇営業 抜けられないか 付き合うと 断ったとたんに 陰口ききし
 いつの世も 日向に影が 付きまとう 影をみられぬ うまれし命

撤収の後、近所の居酒屋で7名で飲んだ。平均70歳だ。
 
盛り上がる 趣味の話 つきせぬか 若き会員 いかに集うらん
 人知れず 紙くずすてず 集めしが オープンできる 時空ありしか
 銀座では 紙屑個展 許可ならず ブランド維持の 強さいつまで
 アートとは 誰が思うか 他人(ひと)の声 伺いたてるも 恥じるおのれ
 いつまでも 残る名画は ごくわずか 冬の暖炉の 役に経つかな

2019年6月27日 曇り
水歩のあと、シニアパスを購入した。京急バスは市内なら乗り放題で、1ヵ月で元を取る。横浜は市営なのでもっと安いらしいが、ここは京急なので仕方ない。昨日書かなかったが、バスで乗り合わせてもオバサン同士は結構な声で話をする。初めて会ったのに旧知の仲のようだ。私には真似できない。
水歩は、地元のH小1・2年生が水泳授業で来ていた。
 
赤と黄の キャップまぶしく 水しぶき 何が可笑しく 笑い止まらん
 ピカピカの 1年生は 楽しそう キャッキャッ騒ぐも 心地良からむ
 あと4年 瞬きする間の 大人かな 成長早く 日毎伸びつつ

朝出掛けにパラパラと雨が降っていた
 
にわか雨 梅雨明け近し 台風が 重なるごとく 聞こゆる足音
中央でシニアパスを購入した
 
手放せず 谷戸に暮らせし 老人の 交通手段は シニアパスなり
 シニアパス 降車スムーズ 後列に イライラさせず トラブルもなく

再び靴選び
 
靴選び ビムロ・リファイン 数あれど 甲高幅広 つま先あまる
 通販で 買えぬものあり 絵と靴は 飾って履いて フィットするかや

いつものカフェでのんびりした
 
風そよぐ 並木のみどり 空に聴く カフェのざわめき 心やすらぐ
 春過ぐる 夏の前触れ 台風や 令和になりて 初の見参

2019年6月26日 晴
1ヵ月ぶりに、容器包装プラゴミをだした。いくら綺麗にしているといっても、梅雨どき気温も上昇するので毎週出さないといけない。地代を収めた。半年に一回、SMさんと世間話する時だ。丁度ご主人運転で病院に行くところだったのでタイミングは良かった。ご主人は80歳位じゃないかな。運転の話はしずらい。私が運転しないから尚更だ。
水歩に行く。隣町の小学5・6年生が50人位水泳授業できていた。10人は170㎝前後はありそうだ。なにより足が長い。60年で体形がこれだけ変化するのか。椅子・食含めた生活環境の劇的な変化の産物だろう。今世紀中には欧米人と遜色ない体形になる気がする。
朝、歯磨きしてたら、親不知がグラグラして半分取れた。この9ヵ月位かみ合わせで下の奥歯が噛むと痛い。食事で左右逆に噛むようにしていたが、この1ヵ月痛まないと思ったら取れた。2日間様子をみる。

2019年6月25日 晴
久しぶりの快晴、青虫2匹、卵2個駆除。A医院に検査結果を聞きに行く。途中の交番で、隣の保育園児が多数、先生と一緒に、「いつもありがとうございます!」とお礼をしていた。年長組の子が中心でカゴに入った幼児も一緒だったが、今日は何の日だろう。信号が変わったので立ち止まることなく去ったので事情が呑み込めなかった。
 いつになく 黄色い声を 温かく 迎える制服 笑顔こぼれる
 赤白黄 小さな帽子が 勢ぞろい 声を張り上げ お礼のあいさつ

A医院にて
 
出番待つ 判っているよと 思いつつ 予期せぬ数値 あるべかりけり
 医師からは いつも通りで アルコール 控えて健康 水歩続けて

五輪チケットは、申し込みの95%が外れという。来年の祭から外れたいので、今年断ったが、懇請され引き継ぎかねて引き受けた。結果を伝えない訳にはゆかないので、祭本番の時はソフトボールが当たって横浜球場に行くことは伝えた。それ以外は妬みもあるので話をしないことにした。それにしても、外国枠や業者、払い込みをしなかった人の扱いは、7月4日には発表があるのだろう。抽選漏れから選んで欲しい。開会式は現地で観たい。
 当たり券 隠す必要 なけれども 祝福の裏に 妬みありけん
最近ゴッドタレントをYOUTUBEでよく観る。「君こそスターだ!」と云われて消えた多くの卵がいる。日本だと動静が知れるが海外だとそこまで追わない。プロの仲間になると厳しい世界であることに変わりはない。数年前話題になったグレイス・ヴァンダーウォールが、順調にスターの階段を上がっているようだ。予選の「I don't know my name」は私もメロディを覚えている曲で、その後「Beautiful thing、Light the sky、Clay」とゴッドタンで披露したオリジナル全て素晴らしい。そして優勝した。あの時12歳だ。哲学みたいな詞を小学生が歌っていた。シンガーソングライターである。
 
自分とは 何者なのか そのときは  誰も知らない マイクの前で
 哲学を 学びて二十歳 我思う 諦めきれず 悟りは墓場

2019年6月24日 雨のち晴
KMさんから印鑑を受取るとき、見てくれといわれ電器店を改装した茶の湯ギャラリーを観た。お客様へのおもてなしだという。改装した卓上椅子型セットを自前で造っていた。街の電器屋は量販店の前になすすべもない。幸之助ならどう対応をしたのだろうか。
 わびさびの 茶の湯の席は 無一物 一椀に込め 静謐に語る
カフェで道行く人を何気なく見ていた。
 
傘持つ手 杖がわりにて 苦にならず 5年の歳月 努力実りし
 梅雨どきに 行き交う傘は 重くなり 憂鬱なりし 濡れる眼差し

ガラス越しに窓の外を見ていたら、急にロンドンに行った時を思い出した。大木の枝を切らず自然にまかせ歩道の両脇で車道を傘のように遮っていた。
 並木道 ワカメが垂れる 欅かな 自然な樹形 今は昔
従姉のパリ土産が透明な傘で驚いたことがある。半世紀前だ。
 パリ土産 最先端の 透明傘 半世紀経て 100円ショップ
いつもの散髪屋に行った。
 
バリカンや 歌を詠みつつ 理髪店 病院ほどに 待つことは無し
生後最初の散髪屋で、泣いたら煩い子だねと怒られて、頭にきた母が向かいの床屋に変えた。以来60年近く弟も通ったようだ。今は変えた。
 
子をあやし 気をそらしつつ 髪を切る 技術に加え 母の優しさ

2019年6月23日 曇り
昨日、会長が来て正式に祭の役員を依頼された。来年が五輪イヤーで地元の祭と重なるので出来ないからと、早めにことわりを入れていた。「当たった?」と聞かれたので、会計にとって一番忙しい宵宮の日は「ソフトボール」観戦に当たった。少しがっかりしたようだったが、体力的に潮時だと思っていたので良かった。後任と共同で会計はすることにした。
コンビニ支払いの時にまごつき、店員に助けを求めた。次の人を待たせると申し訳ないので順番を譲ったが、店員が機械の所にきたら、見た目がシュッとして涼し気な青年が逆に譲ってくれた。
 
涼し気な 物腰軽く ゆとりある 若者いたのか 明るい未来
引っ越しの挨拶に隣家の息子一家がきた。2歳と0歳児と一緒に。この子たちが成人までは難しいなと思いながら、「何歳?」と声をかけたら、指を二つだした。
 町の子ら 育てる責任 ご近所は 挨拶からの 初めましてや
 曇天の 引っ越しからは 晴れ上がる 夏に向かって 住いの香り

今日は、祭の会合で始めて出席した。担ぐ訳じゃないし、神輿運行を担当しないので、顔だけ出して終了。KMさんに通帳の印鑑のこと依頼。
箱庭だが、桜や黒鉄黐の成長は早い。地中深く根を張っているからだろう。
 夏されば 山梔子の花 まず咲けり ひとり見つめて 駆除に暮らさむ
 夏盛り くろがねもちを 剪定す 冬の塒を 推して切る也
 桜花 散りてぞ青き 枝伸びて 雨は凌げど 葉虫落ちらん

2019年6月22日 曇りのち小雨
靴を買いに横浜の好日山荘へ
八景駅は変貌が凄い。6年前に市大で手術してから、半年は車で通院したが、以後は年1回シーサイドラインで通院する。今年も9月に行く予定だが、周辺を散策してみたい。
 
雨空は 利久鼠に 鳩が群れ 窓に映りし 黒傘ゆるやか
 ひんやりと 梅雨空深く 靄込めて 濡れそぼる人 足見つめつつ

好日山荘で、ビモロを求めたが全く想像外であった。
 靴選び サイズにフィット 違うかな 好みと色なく 足にききける
 我が足に 合う靴どれか AかB 二者択一に プロ困り顔

横浜駅地下通路にてひと休み。
 
横浜も 再開発の 人の波 雨傘下げて バッグひきづり
 ガラス越し 写る風景 JKは 並び歩きし なびく茶髪
 待ち合わせ 茶店の前の 地下通路 姿美し ゆれる足元
 手を繋ぐ カップル多し 今どきは 夢の中にも 見ること無かりし

帰りに京急の車内の会話に耳を傾けて。
 
理想とは 笑いの絶えない 家庭より 涙も笑いも 静かに語りき
 雲間より 光みえたる 午後3時 遊び出で来る 声を聞かなん

2019年6月21日 晴
山梔子の卵駆除4個、毎日産卵に来るのだろう。40cm四方の小さな世界が放つ匂いに引き付けられ、子孫を残す宿命をDNAが自然に身に付いているのか。人だけが生存を選択できる権利を有するのだろうか。不遜にもおもえる行為と言わざるを得ないかもしれない。

2019年6月20日 晴
祭寄付のチャイムで起こされた。STさんと久しぶりに話をした。ここ2日ほど、今まで見逃していたゴッドタレントの上位の歌・踊り・マジック・話芸などを観ていたら深夜になり寝不足気味だ。番組は年々質が上がり、かつ映像効果を意識した演出でエンターテイメントとして観衆・審査員・進行役の裏方迄出演して充分に楽しめる番組になっている。特に総集編の秀逸した芸には目をみはるものがある。10年以上前の初期に発掘されたポール・ポッツがオペラ歌手としてゲスト出演していた。顔つき立ち居振る舞いも堂々としていた。人は成長する。年齢には関係ないと思う。自分へ伝えたい言葉だ。
今朝も4個の卵を駆除した。その後五輪の抽選結果をアクセスしたが2時間位かかった。その間はPCの疑問で富士通に電話した。HPのアップを試みみたが古いバージョンで対応をしないということだ。
 
待ちました ボタンを押して 2時間ほど 開いた事実に うれしさ半分
 当たり券 うれしくもあり 抽選の 残る機会に 本命かけたり
 払い込み 手続き面倒 これしめた 1か0かの クレームチャンス

昨日聞いた靴を求めに行く。横須賀で扱っているというが無い。ブランド名すら知らなかった。仕方なく居酒屋Oにいく。
 
靴さがし 暮らせし街の 悲しきか 扱いもない ブランド知らず
 居酒屋の バイトと会話 本人に 伝えきれない もどかしさあり
 人知れず 帰るわれにも 注ぐ眼は 無事に敷地を 出て倒れなむ
 居酒屋の 満杯50人 あり得るか あったら楽しい 酒の肴

2019年6月19日 晴
昨日は11個、今朝は4個のオオスカシバの卵を駆除。計50個+になった。
 
梔子や 蝶とメガネの 根比べ 夏過ぎるまで 朝陽暮らさん
 陽が陰り 鶯色の 貴きに 蝶も蜘蛛間に 産卵しつつ
 山梔子の 互いに集う 虫たちは 生きる戦い 今盛りなり

PCを一昨日の続きで立ち上げした。メーカーにたびたび電話しながら明日も継続予定。
 ひとつとて 同じ機械の 無かりせば 咲く花違え とまどい繋ぐ
酒蔵Oで、ふくらはぎ痛や靴の話をした。若い店員でBMXの五輪目指すIさんが教えてくれたシューズをネット確認したので、早速明日行く。横須賀にはショップが一軒しかない。
 ふくらはぎ 痛みに耐えて 相談す 薬と違い 経験の知恵

2019年6月18日 晴
昨日、終日PC立ち上げに時間を取られたが思い通りには進んでいない。HPの立ち上げに失敗したし、プリンターも無線で認識できないなど結構な作業量だった。今日は継続してやる気力がないというか、久しぶりにHWとネットワークという得意でない分野を思い出しながら作業したので、疲れた。小休止して、立ち上がったネットで映像の素晴らしさを実感してのんびりした。

2019年6月17日 晴
昨日夜、向かいの方が新築でご迷惑をかけたという挨拶に見えた。断ったが商品券を置いて行った。来週から息子夫婦と子供が来て賑やかになり町は歓迎だ、私もそうだ。
今日は朝からPCの立ち上げをした。何度か電話して確認したが、3時位に何とか形になった。曖昧な言い方だが100%立ち上げなどない。取り合えずの課題をどう克服できるかが関心事で未来の出来ることは難しいので要求していない。でもセキュリティの問題があり、すべてに自分で確認しながらインストールしないといけない。無線で無理なプリンターはUSBでも繋がないとドライバーがダウンロードできない。正しいが善良な素人には
難しい時代になってきている。

2019年6月16日 晴
今日から五反田で、ミニ展示会が始まる。その展示準備を午前中現地で作業した。
行きの横須賀線で雲一つない梅雨の谷間の澄んだ空気を東京に持っていく
 
一二三 数えて50+ 貨車の列 多いとなぜか 楽しき思いで
 乗り換えも 運動不足の 解消と 思うこの頃 閑だけはあり
 連結を 待つ間の ながきこと 今は余裕に 歌詠めりけり

 
久方の 都会に向かう 五月晴れは 今朝の強風 土産なりけり
展示作業は、地下通路の8面にA4作品を6作づつ、ジャンルに分けて展示した。行き交う人や待ち人が興味深そうに見て通る。終了後、中華料理の「亜細亜」で食事した。趣友と話すのは気が置けなくて良い。
 雨上がり 夏日の作業 汗だくは 昔の思い出 冷房いずこも
 地下道を 行き交う人が 何事か 珍しきもの 興味深々

 
待つ人の 暇つぶしには 丁度良い 8面6枚の 箸袋展
 箸袋 たかがかされど 宝物 時に目にして 「お手茂登」気にする
 趣友との 語りし昼は 片手に麦酒 暑さに負けじと 熱くあがりし

帰りは京急で急ぎ戻り、中央のイベントにいく
 
晴天の 日射し浴びつつ 他人(ひと)をみる ダイバシティの 車中なりたる
 夏迎え 雲の流れと 青い空 浮かぶ姿に 暑さ凌げず
 汀橋 名前涼し気 陽は強く 凌ぐすべない 半島の平地
 大漁旗 陽が傾きし 会場は 日陰になりて 熱気充満

2019年6月15日 雨
昨夜からの雨が止まない。向かいの家が完成して業者が見学会をするという案内がポストに入っていたが来客が少なそうなので見学は止めた。。近所に対してのアピールを兼ねているのだろうが、雨足が強い。夕方には小雨になり、6時には峠を越した。少し詠んでみた。
 
恨めしい 雨空見上げ 水面打ち 流れる葉群れ 谷戸の調べか
 来ぬ人を 待つらむ音は さりげなく 雷光遠くに 気をつかいけり
 雨音は ショパンの調べ いつからか 今も変わらぬ 心和ます
 五月雨は 令和になるも いにしえに 万葉人の 軟禁なりしか

2019年6月14日 晴
昨日は、受講の前に五月晴れを見ながらベンチでコンビニのおにぎりを食べた。久しぶりに一人遠足の気分になった。詠んだ歌を記録として残す。
 
万葉晴れ おむすび食べて 想いつつ 江戸のはるかな 時超え今も
 現在は 令和万葉 熟語なり 歌を学ぶも 戻りし雅

想像より若くて情熱的な講師。昨年から担当して開講しているようだ。半数は継続の生徒らしい、大教室が埋まるのは理解できるし、抽選で当たったのかもしれないと思うと疎かに出来ない。
 学び舎に 尋ねし頃は 梅の香を 師が導きて 青き実熟すや
 岩根なく 桜花散る しろんだの 山里に鳴く 不如帰悲し
 いにしえの ネット知らずや 我が人は 歌に恋せし 乙女なりけり

夕食を摂りながら、左手に酒。
 もうええわ 聞こえる声は 居酒屋の すり足草履に 聴こえるBGM
帰宅して、ベランダから夕闇を仰ぐ。
 飲りながら 複読するも 手には酒 はるかな師老 想い庭見ゆ
 夕闇に まぎれてきえし 明かりかな 行き交う人の ざわめき囲う
朝コクチナシの害虫駆除。一昨日が羽化したての幼虫2匹と卵4個、今日が卵1個駆除した。計25個。

2019年6月13日 晴
衣替えで、半袖が主体になったが、少し肌寒い。水歩の後、万葉集の講義を始めて受けた。西暦7世紀後半から八世紀中頃までの歌集で時代背景を面白く素人にも興味持ってもらえるように解説してくれた。大友家持・旅人・山上憶良など聞いた歌人が出てきて、天皇の名前が神話から事実の世界に入るあたりの物語と歌なので興味をそそられた。
触発されて詠みたいが今日は感想だけにしておく。期待通り「令和」の周辺を面白く判り易く解説してくれた。

2019年6月12日 曇り
昨日、Oで軽く飲りながら歌を詠んでいた。今朝読むとまさに狂歌だ。中務集を愛読している割には進歩というか教養が感じられない。語彙も無い。万葉集を習いながら和歌の勉強を同時に始める。いつか歌が変わった(良くなった)と言われるようになりたい。今日は詠まない。

2019年6月11日 晴、夜半から雨
水歩に行く。帰りにホームズでのんびりした。
 
水中歩 始めて5年過 未だ杖 時に自力も 不安がよぎる
ホームズの前に、県立大で昼食を摂った。咸臨丸カレー380円。
 
久方の 日射しを浴びて 学食を 若き女性に 囲まれて楽し
 吹き抜けの 天井高く 射す光 モダンな学食 会話異次元
 半世紀 こういう時代 あったかと 時の経過は 空気也しか

 
チャイム鳴り 三々五々と 人が去る ひねもすのたり 食後のうたたね
ホームズに行っても、2Fでお茶した。
 
ひと休み 店で買い物 立ち上がる 再び休む 疲れとれずに
帰りに、Oに寄った。
 
BGM ひとり静かに チョイ飲みと 左手に酒 右手は狂歌
 ゲソはイカ タコは足Why 古の 差別か区別 頭はどちらか
 常連は 座れば出てくる ホッピーが 氷有り無し 3個か一杯
 横縞な タンクトップ着て カッコイイ 思っているのか 二十歳の男
 八海・山田・高清水 何を呑んでも 判らない 利き酒体験 遺伝あるのに
 ほろ酔いも 限度超えると 捨て置かれ 塵芥より 嫌われるなり
 呑み疲れ ゆるゆる過ごす ひとときは 昔の人を 想い出すなり
 半世紀 恋を知りし 年月は 日ノ出の時と 明度違いし

2019年6月10日 小雨のち雨、気温20度23時現在17度
PC購入を決めた。直接富士通に申し込んだ。ハードは5年保証、セキュリティは3年保証だ。FMVWF1/D1 FI7 8750Hだ。今年2月発売で、家電量販店の店頭価格より廉価で、余分なSWを載せない分節約になる。量販店で確認したら売れ筋の機種らしい。画面は23.8型と同じで、重量は約7Kgで今の半分以下と室内の移動は楽だ。量販店では27型の音声重視に食指も動いたが、スピーカー含めて、13Kg+になるので止めた。今の23型は10年経つ。最近はトラブル続きでWin7がサポートも終了するというのもある。
今週末から始まる趣味の会東支部のグループ展の準備のメールが来た。日ノ出町は運よく無いが決めかねている。冷たい雨は一向にやむ気配がない。
 
止まぬ雨 銚釐(ちろり)で一杯 寝酒して 楽しき夢を 妄想するかな
終日家にいると音楽を聴きながら、何か書きたくなる。新聞休刊日で昨日の記事にホヤが出てきた。
「海のパイナップル」といわれるホヤを初めて食べたのは、釜山の海水浴場だ。焼きホヤである。苦味・渋味・少しの甘味が綯交ぜのように味覚を襲ってきた。奇怪な食べ物だというのが最初の印象だった。国も違えばいろんな食べ物があると思ったものだ。その後出張で言った仙台でホヤ丼、社員旅行でいった札幌では寿司ネタとして食べた。一応口に入れたが旨いとは感じられず、不味いとさえ思った。知り合いの多くは顔をしかめる。納豆・クサヤの類で人それぞれ好みがある。昨日の日経に三陸地方ではホヤの養殖がさかんで、韓国に輸出されていたという。過去形なのは韓国では輸入が止められたので、業者は大量に廃棄していたが、販路を開拓して震災後初めて廃棄ゼロになるという。逆境の打ち勝った例になる。人の知恵はしぼりだせる。苦労は並大抵ではなかったろうが。周囲の居酒屋では品書きに見ない。今後の販路展開の課題ではある。

2019年6月9日 曇り
もう、40年使用しているカーテンを新しくした。縦に切れて簾のようになり遠目には、そういうスタイルかと思えるまで使い込んだ。が、所々縦に割けて細布状態になり上下を結び近くで見ると見苦しい。家具も古いモノを種々選択して、掃除し易い・広々使えるように変更したい。1年前にも書いた記憶がある。文言は違うが。
 
古希過ぎて 肌の衰え 実感す UVカットの レースカーテン
色はオフホワイトにした。帰り走れば間に合うが道路沿いに歩き見て待っていてくれるかと思った。
 
あと一秒 そのバス止まれ 叫びたい 待つ人もなく 定時運行
このバスが中央で、いつもは5・6分遅れだ。3区間なのに。
 肌寒い 真夏日去りて 曇天の 気持ち体も なまり色濃き
 空色の オフホワイトに 変化して 梅雨空何時も 乙女心や

中央でKMさんと偶然会う。哲学の話を少ししてチョイ飲みせず別れる。

昨日今日と「よこすかYYのりものフェスタ」をヴェルニー公園でやっていた。雨に降られなくて良かった。バスで見る限り結構人は出ていた。特に子供が多い。余計に曇り空でも雨さえ降らなければとイベントの度に思う。

2019年6月8日 曇りのち時々晴
東から梅雨入りしたようだ。
 
沛然と 梅雨入り告げる 天候は 初夏さりし 東から西へ
庭の小梔子に産み付けられたオオスカシバの卵を駆除した。今日は8個、6月に入り、18個駆除。孵化した幼虫をササグモが駆除を手伝ってくれる。「花と昆虫」に掲載した。
日経の「令和の知をひらく」を読みながら詠んだ。
 
我が町は 生まれたときから ダイバーシティ 言葉なくとも クィア認る
 我が脳と Ai繋ぐ時来る 永遠(とわ)に生かさる 意識残るる
 歴史とは 相対化する 作業也 リアルタイムと 対極にあり
 正常に 体のBMIは 努力した 心のBMIは 未だ染まらず

哲学の議論をしたい。先生に考えをお聞きしたい。アートは未来に触れることが出来るのだろうか。

2019年6月7日 曇りのち終日雨
昼から強い雨の予報なので外出する気が起きなかった。終日だらだら時間を過ごして、音楽聴いたりして短歌詠もうとしても思い浮かばない。オフモードでは思考能力が働かないのかもしれない。朝昼晩、バナナで暮らす。明日は降っていても外出する。久しぶりに禁酒して寝る。

2019年6月6日 晴
水歩の後,、カフェでのんびり。夏の訪れを伝えるホトトギス。最近は聞かない。ウグイスは結構鳴いていたが、6月は時鳥かな。「テッペンカケタカ」と鳴いているというが聞えたことはない。和歌の世界ではウグイスほどではないが結構詠まれている。今朝の日経・春秋に触発されて詠んでみた。
 時鳥 鳴かぬ里山 夏日より 梅雨入り前に 行方尋ぬる
 沢水に 陰のみ映す 霍公鳥 鳴くをあわれと 思い至らん

いつも、OTにいくが、手前のCSに入る。「え!」と思うOTの常連が居た。こういう浮気は有りだ。隣の客が野菜炒めに一味とソースを瓶一本使うくらいに掛けた。中年の太めの男性だ。これでは味が違うだろうと思う。後輩なら注意した。難しいけど。
 
中酒お太幸 庶民の店 酒も手ごろで 行列できる 観光客に何故人気
 日々あらた 今日もいずこで 飲んだくれ 狙い定めし 店も迷惑
 いつの日か 時間戻りし 時代くる 備えし秒針 無駄な道かな
 告白す 夢かと思いし 大胆に さめし朝陽の ゆれるカーテン

水歩のあと、横美か横浜に行くつもりだったが、バス停で気が変わってしまった。明日行かれると思う気持ちが観るべき作品を見逃すことになる。最近は特に多い。

2019年6月5日 曇り
20年以上前軍足を履いていた時期がある。五本指にきちんと入れるのは難儀したが水虫など健康に良いと思い履いていた。その靴下の整理を始める。また袖を通すことがない服が結構ある。季節で入れ替えられればいいが、変わり目は仕舞えない。若い時は急に寒くなっても我慢できたが今はしない。薄手の上着をショルダーに入れる。重くなり困る。この繰り返しで真夏になる。と、秋が来て服のサイクルが目まぐるしく変わることになる。スーツが制服の頃、冬物と着分けていたが、すぐスリーシーズンになり、コートを着用して、背広に革命が起きた。
 
わが宿の 生いたる花に かかれたる クロガネモチは 尽きぬなりけり
 雨降らぬ 山なみ陽に映え 人もなく かれたる葉陰を 眺めつるかな
 頼めども 空しき助け 友もなく 孤独な作業 果てることなし

PCの作業は、気付くと時間が過ぎている。50年前と変わらず夢中になると人は時間を忘れる。

2019年6月4日 晴
外出の予定を変更して、PC買い替えのアドバイスを相談した。一番高機種を紹介薦められた。やりたいことを言い過ぎたのかもしれない。少し考える。
 パソコンは 凶器となるも 手放せずふと 薬と変わらぬ 匂いするかな
 いつの世も 再び来ぬと 気づきしが 今宵再び 巡り合うかな
 血圧の 薬は生涯 飲み続く いつか止めらぬ 死期迫りくる
 その場きり 繕うトラブル 反省し 記録に留めて 記憶に残す
 加齢(華麗)ゆえ 記憶に辿る あやふやさ 己の為の 記号を付ける

今年から 短歌を掲載しているが、さて何を残すか・捨てるか迷うところだ。

2019年6月3日 曇りと晴が交互に
水歩のあと、YB展。TYさんと会う。話したのは6年ぶり。AYさんの作品他を丹念に観賞した。もう10年観ているが巧くなった。やはり努力に過ぎるものはないし、目標があると強い。合間に、この2・3日の気持ちを詠んだ。動機はバラバラだが、水歩のあとのカフェで。写真日記の植物はこれから名前を同定するが写真だけ掲載する。
 
無人化は 知恵の塊 任せつつ 最終ボタンは 手に委ねけり
 くにづくり 土地の接収 道開け 人の往来 生きてし糧なり
 水無月と 古き暦に こめられた 自然の摂理 今も忘れじ
 水草の 茂れる側溝 浅き瀬を 強き風雨は 根こそぎ流す
 葉陰より 緑のカーテン 涼し気に 米寿の旅も 谷戸のせせらぎ

2019年6月2日 曇り
日ノ出町に行く。暫くJ1無いので混雑していた。皆考えることは同じだな。昨日夜シーサイドラインで逆走事故があり、全線運休で沿線に臨時バス乗り場が出来て駅員らしき人がいた。幸いというか今日は日曜で、行政・市大病院・企業などは休みでバス待ちの人は見受けられなかったし情報を知って別途手段を考え、外出を控えたかもしれない。今年3月31日に八景で京急と接続され便利さが増した。念願の全線開通だったが、どうして始発が逆走したのか、新磯子駅の事故だ。無人運転で安全が売りだっただけに残念。始発は人為的な操作が入るのだろうか。事故の原因解明が待たれる。9月に乗る予定だが、それまでには情報として流れて欲しい。

2019年6月1日 晴
今日から”水無月”。子供の頃梅雨入りするの水無と思っていたが、旧暦では7月初旬から8月初旬で水不足になったからだ。鳴雷月・焦月・風待月・涼暮月などという異称もある。なんとなく風情があり自然との付合いが頷ける。自宅と旧宅の暦と飾り絵を変えた。毎月の決まりごとのようなものだが、旧宅はまず他人は入らないが継続している。多分死ぬまで続けるし、出来なくなった時は自分でなくなっているかもしれない。