川田祐子《Salt Breeze》

海を眺めつ森を抜ける風に身をまかせ、
蛍舞う里を離れ都会を転々と歩き続け、
酒に飲まれ女に縁無く友に去られ一人、
谷戸に戻りて未だ耳順うこともできず、
矩を踰えずともだらだらと生活し続け、
好きなように生きる喜びを感じ日々を、
「ありがとう」の感謝で過ごしています。

谷戸を吹き抜ける風が、青い海と空を生み出す。
加納秀美 《爽》 レリーフ 国画会のチャリティで、金額固定の抽選が当たった。
レリーフを飾ることはなかったが観た瞬間爽快感がし、、しばらく居間を飾っていた。
少女趣味に思い始めたので変えた。今は同じ壁に芥川沙織を架けている。
   
  金澤重治 《風景》
 金澤の若いころの作品である。点描風な素地は表れている。静寂な山だが風や音を感じる。 横須賀美術館の観客アンケートで一番人気の《夏の山門》につながる小品だと思っているが夏の暑さは伝わってこない。
2018年の常設展年表から、題名と年代を類推している。
 河合達海 《裸婦》
デッサンの巧い絵が好きである。趣味でクロッキーをやっているから古澤岩美のデッサンと並べて、自身のレベルを上げたいと頑張っている。 でも、到底到達できないことは理解し諦めているが進歩しているのは判る。1年前よりも良いと思えるからだ。
唯絵描きは上手いから売れるわけじゃない。人気があるわけでもない。熊谷守一などいい例だろう。山口長男も上手くない。 山口は熊谷を手本に自分の生息領域を確保している。美術館で飾られている数は比較にならない。
デッサンの時は光と影で立体感を出すが、タブローにすると平面になる画家がいる。スタイルなのか平坦にみえる画面でも立体感は必要だとおもうけど。3次元で生きていて時空を見据える時代になっているのだから。そんな絵画が22世紀まで残る気がする。どんな頑張ってもあと10年が限度だろうけども。

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