西村公泉 彫刻 5点(未掲載)

 《神女》、《しいでいかつぎの鬼》、《プラナの振動》他 


いつ仏師になれたのか
生まれた時からさ
ようやく名乗ったからには
木片チップのコケ脅しを止め
一刀彫の一木造りへ
様々な木々が自ら集まり
大木・小枝から根っこまでもが

どうして鑿をふるったか
誰も解けない匠の技
動き出す
泣き出す
わめき出し
生きている
》、
   
 ニッサン.インゲル 《コンチェルト》
 銅板、62x83.5、87x109、108/150部
月光荘

この画廊はピアニスト中村紘子の母親が経営していた。さすがに音楽が流れている絵は見事だ。
絵画は作家の全てがその画面に込められていると思うが、音楽は表現者によってかなり違うのではないだろうか。 ♪間に隠された想い、記号だけでは表せない何かがあると考えて居る。歌手によって歌の印象がかなり異なる。 絵画はこのような版画になると作家が一枚一枚確認しないと難儀である。存命ならまだしも、印刷物なら尚更だ。 モナリザのポスターを子供の頃から壁に貼っていたのでルーブルで本物をじっくり見たが感動が半減されていた。 もっとも、西洋美術館で歩きながら何百万人の一人としては眺めていたことも影響している。
 

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